長期優良住宅とはどのようなものかについて、きちんと知っている人はあまり多くないかもしれません。税制上の優遇が受けられたり住みやすさにこだわっていたりとメリットがたくさんあるので、マイホームの建築を検討しているのであれば確認してみるのが良いでしょう。もちろん良いことばかりではなくデメリットもあるので、比較検討したうえで長期優良住宅を選択するかどうか判断するのがおすすめです。まず長期優良住宅とは、数世代が住み続けられる劣化対策が施されていたり大地震にも耐えられるような耐震性が備わっていたりするような住宅のことで、こうした様々な認定基準を満たした住宅にだけ認められています。
住宅ローン控除で一般の住宅よりも限度額が優遇されていたり、不動産取得税や登録免許税といった税金が引き下げられていたりするでしょう。固定資産税の減税期間が延長されるのも、長期優良住宅を利用するメリットとして挙げられます。では長期優良住宅とは良い点ばかりなのかというと、そういう訳でもありません。まず認定を得るために通常の住宅に比べて着工までの時間が最低でも1週間から1か月程度長くなってしまいます。
また耐震性に優れた物件を建築したり高性能の素材を使用して省エネルギー対策を行ったりするためには、一般の住宅よりも建築コストが高くなる場合も多いです。メリットとデメリットをしっかりと把握したうえで、どちらが自分に合っているか検討してみましょう。