マイホームの建築を検討しているのであれば、様々なことに配慮されている長期優良住宅の建築を選択肢に入れておくと良いかもしれません。長期優良住宅とは数世代にわたって住み続けられるような劣化対策が施されていたり、建物の点検や補修に関する維持保全計画が策定されていたりします。大地震にも耐えられるような耐震性を備えていたり、高性能の断熱材を使用した省エネルギー対策がとられていたりするので、人にも環境にも配慮されているのが魅力だと言えるでしょう。長期優良住宅とは税制面での優遇も設けられている住宅のことで、代表的なものとしては住宅ローン控除が優遇されていることが挙げられます。
一般的な住宅であれば所得税の優遇が受けられるローン残高の限度額は3、000万円までですが、長期優良住宅なら最高5、000万円までの優遇を受けることが認められているでしょう。その他にも不動産取得税が減税されたり、登録免許税の税率が引き下げられていたりと、様々場面で税金が優遇されています。このように聞くと長期優良住宅とはメリットしかないように感じるかもしれませんが、建築コストが高くなったり着工までの期間が長くなったりするといったデメリットもあるので注意が必要です。長期優良住宅の認定を得てから着工する必要があるため、どうしても一般的な住宅に比べると1週間から1か月程度は期間が長くなってしまうでしょう。
耐震性などにこだわった住宅のため、建築コストも高くなる傾向があります。