マイホームの購入を検討している人の中には、住宅ローンの利用を考えているひとも多いと言われています。住宅は数千万円から数億円程度にのぼる高額な買い物になることが多いので、なかなか現金一括で支払える人ばかりではないかもしれません。住宅ローンを利用する際に、長期優良住宅であれば所得税に関して住宅ローン控除の優遇があります。長期優良住宅とは何かについて、詳しく確認していきましょう。
長期優良住宅とは、「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」の基準を満たした住宅のことを指します。数世代が住み続けられるような劣化対策が行われていること、耐用年数が短いとされる配管の維持管理や更新が容易であること、建物の点検や保有に関する維持保険計画がなされていることが認定基準として挙げられるでしょう。その他にも大地震が起こった時にも耐えうる耐震性や、高い性能を持つ断熱材などを備えた省エネルギー対策も認定基準に含まれています。居住環境への配慮がなされているかなど様々な観点から審査を行い、クリアしたものが長期優良住宅として認められるでしょう。
長期優良住宅とは何かと聞かれると、税制面でも優遇があることが特徴として挙げられます。最大で13年間住宅ローン控除を受けることができ、対象となるローンの限度額も一般の住宅の上限である3、000万円と比べて長期優良住宅は5、000万円まで認められています。不動産取得税も減税されるので、税制面でのメリットも大きいでしょう。