注文住宅は自由設計が魅力の一つとなりますが、失敗をしてしまうことも多い特徴があります。間取りや仕様の選択程度の失敗であれば後で修繕することも可能ですが、いわゆる欠陥住宅になってしまうと取り返しがつかない状況となります。欠陥住宅が発生してしまう原因は、施工業者の経験不足や職人の技術力のなさもあります。注文住宅の良さは設計プランにありますが、施工能力や施工品質の高さがなければ良い住宅にはならないのが基本です。

良い設計プランも施工が悪ければまったく意味がなくなりますので、施工業者選びが重要となります。設計プランにこだわりが持てることで素人ほど自分のプランを押し通そうとしますが、施主がわがまますぎて設計者の意見を聞かない場合にも欠陥住宅ができやすいと言えます。設計者は法律の基準を満たせばどんなプランでも対応することが可能ですが、それが必ずしも機能的で快適なプランとはいえないのです。住宅にはデザインも大切ですが基本性能を確保することも重要ですから、設計者の意見を聞き任せてみるのも良い方法です。

デザインを優先した注文住宅は確かに見た目がよく見えますが、デザインを優先すると機能性を犠牲にしてしまうのが一般的です。デザインと機能性のバランスをとるのがプロである設計者の能力となりますが、施主がそれを受け入れないと良い住宅にはならないと言えます。設計プランに拘れる注文住宅ですが、生活の場だという意識が大切です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です