一生を過ごすことになるだろう住宅を建てる場合、その造りにはこだわりたいものです。そこでおすすめしたいのが、高気密高断熱住宅です。高気密とは不要な隙間をなくした住宅のことで、外気が住宅の内側に入りにくいことを指します。高断熱は断熱材を多く使用して、住宅の外の空気が内部に伝わりにくい事を指します。

高気密高断熱の造りを採用することにより、住宅内の湿度と温度が外から影響を受けにくくなるため、年中快適に過ごすことができます。また、省エネも期待することが可能となり、冷暖房にかかるコストを節約することができるようになります。高齢者や障害を持つ人もヒートショックなどの寒暖差による事故を防ぐことも期待されています。一方で注意が必要な点もあります。

外気の取り込みが無いため、ハウスダストや床下、天井裏などの結露の対策が必要になります。また、断熱材などの建材費がかさむため料金が割高になりやすいです。しかしながら、24時間の換気システムの導入や断熱材の隙間を塞ぐ処理などであらかじめ対策を打つこともできます。高気密高断熱の住宅を建てたい場合は断熱等性能等級が4以上の会社を選びましょう。

この等級は1から4があり、4が最高となり最も断熱性能に優れた住宅を建てられるのです。併せて、シックハウス症候群を防ぐ意味でも第1種換気方式を採用して空気の流れをコントロールできる換気機能をつけることをおすすめします。建てる時のコストも、使っていくうちの光熱費が抑えられて快適な暮らしができるならばむしろ得、と考えることもできます。

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