薬物によって引き起こされるアレルギー

アダラートは比較的古くからある薬で、高血圧、狭心症の治療に用いられています。薬の種類としては、カルシウム拮抗剤に分類されます。カルシウムというと骨というイメージが強いですが、体内では心筋や冠動脈を収縮する物質として働いています。カルシウム拮抗剤とは、そのカルシウムの作用を抑える働きを持った薬という意味です。つまり、心筋の緊張を和らげたり、冠動脈の内腔を広げます。

アダラートは、吐き気や食欲不振といった副作用のほか、発疹・発熱・かゆみといった薬物過敏症状を引き起こします。薬物過敏症状とはいわゆるアレルギー反応というものです。

どのお薬でもアレルギー反応は起こりうるものですが、もともと食物アレルギーで牛乳やトウモロコシに対して反応を起こす人は注意が必要です。アダラートには添加物といて、乳糖やトウモロコシデンプンが使われているため、もしかしたら、これらの物質と反応を起こしてしまう可能性があります。

薬は化学物質で食物と関係なさそうに思えますが、関連物質が使われていることがあります。食物アレルギーのある人は、このくらいは大丈夫と思わず、医師にその旨を告げるべきです。高血圧や狭心症の治療薬には他のタイプの薬もあります。医師に相談することで解決するでしょう。

また、アダラートはグレープフルーツと相性の悪い薬だということも知られています。過剰反応を引き起こします。グレープフルーツそのものもそうですし、グレープフルーツのジュースでも禁忌です。薬服用前後だけに限らず、摂取をしないように注意される物質です。薬の成分とグレープフルーツに含まれる成分との関係にあります。八朔やいよかんなどの柑橘類でも同じような反応がみられます。

薬物によって引き起こされるアレルギーは薬物そのものの影響もあることながら、もともとの体質や飲み合わせといったことにも影響されるのです。