アダラート服用と動脈硬化性疾患とナイアシンの併用

アダラートの有効成分はニフェジピンで、L型Caチャネルの働きを阻害し、血管平滑筋を弛緩させ、血管を拡張させる、Caブロッカーと呼ばれる部類の薬です。アダラートは1970年代から世界中で使用されている高血圧治療薬で、最近では1日1回服用タイプの薬に改良され、より利便性も向上されており、今なお広く使用されている薬です。アダラートをはじめとしたCaブロッカーは血圧降下作用が強く、容易に血圧降下目標を達成できることから、高血圧治療初期から積極的に使用されます。ただアダラートの有効成分ニフェジピンは肝臓でCYP3A4によって代謝されるため、他の薬物と併用する時に薬物間相互作用が起こりやすい薬で、注意が必要です。
動脈硬化性疾患とは動脈硬化によって引き起こされる血栓塞栓症、頭蓋内出血などのことをいいます。動脈硬化性疾患とは高血圧が原因で起こることが多く、血圧管理によってそれを予防することができます。アダラートも動脈硬化に有用な薬です。また動脈硬化性疾患とは糖尿病や脂質異常症が原因にもなります。よって血圧の管理と併せて、糖尿病や脂質異常症の治療も積極的に行う必要があります。
脂質異常症の改善にはナイアシンが有用であると言われています。ナイアシンはビタミンB群の一種で、別名をニコチン酸アミドといいます。ナイアシンは血中コレステロール値を下げる働きがあることが分かっており、また水溶性ビタミンで過剰症が起こりにくいため、サプリメントでも気軽に摂取しやすいビタミンとなっています。さらにナイアシンには脳や心臓の血管を拡張させ、血行をよくする働きがあるため、コレステロール値の低下と併せて動脈硬化性疾患に有用なビタミンと言えます。